食事中に相手を不快にするしぐさ

食事中はなるべく音を立てないように心がけ、食べ終えてから席を立つ際も静かに行うようにしましょう。うっかりと音を立ててしまった場合は「失礼」と一言ことわりの文句を。また、口の中に物が入っている状態で喋る際は噛んでいるものが見えてしまうので気持ちよくはありません。
かといって、応答せざるを得ないシチュエーションもあるでしょうから、その際は手で口元を覆う等、何らかの措置をとる。その臨機応変さもまた作法の一つなのである。
携帯電話を見ながらの食事等、いわゆる「ながら食べ」も本来は食事の相手や店の人相手であれ失礼にあたる行為とされているので極力控えるように。

和食1「ご飯は左」「お味噌汁は右」が配膳の基本です

和食中心の日本においては、元来「主」となるものは左に置くというのが基本的な考え方。そのため、主食であるお米は左側に置き、お味噌汁は右に置く。その他のおかずは奥側に置くというのがマナー。左の画像は思いっきりマナー違反をしているわけなんですけど、ようは今日日そんなに硬っくるしく考えなくてもOK牧場と言うわけです。それよりも見た目が重要ってことでしょうかね。

箸を茶碗の上に置くのはNGなのでやめましょう。箸おきがない場合はせめて箸袋を利用して箸置きに。
食事中は袋の上に置き、食後は箸の先端を袋の入口に入れておく。ご飯茶碗の上に置くのは「渡し箸」とってマナー違反。

懐紙

懐紙とは懐に入れて携帯する小さい和紙のこと。口元や指先、箸を拭ったり食べ残した料理を包む用途に使われるもの。近頃ではこういったものを携帯している人も珍しいが、食事の相手によっては懐紙代わりに小さなハンカチを持ち歩くのも良しではなかろうか。
使用後の懐紙は持ち帰るのがマナー。

和食を食べる順序

目でも楽しめる和食は美しい盛り付けを崩さないように手前から食べるのがポイントです。本来はご飯からいただきますが、箸にご飯粒が着きそうな時はまず右手前のお味噌汁から手をつけ、続いて左手前のご飯、あとは交互にいただくように。
お新香はお湯もしくはお茶が出てくる頃から食べるのが正しい順序。もっとも、近頃ではお茶が後から出てくるということはないけれども、お新香に先に手をつけるということは、他にろくなおかずがないということを暗に示してしまう(無作為でアレ)ことになりますので、失礼に当たる。
お茶碗にご飯粒が残ったときは残さずに取るようにしましょう。しかし乾いて固まってしまっている時は少しお茶を入れてお新香できれいにする方法もある。

魚を綺麗に食べるコツは

切り身は左端から食べるのが作法。一口大に切りながらいただくように。皮の部分は食べても食べなくても本来は構いません。が、極力全部食べるように努めましょう。なにせ魚の皮には魚からしか摂取できない脂分が含まれており、動物性の脂とは違った効能をもっているから。
イマム室長は魚の皮の部分や目の周りの部分がとっても大好き。
口の中に残った小骨は指でつまみ出したりせず、懐紙を使い(ないときは左手で口元を覆いながら)箸で取り出し、皿の隅にまとめて置くように。また焼き魚などは頭が左にくるように置き、左側から手をつけるのが正しい作法といわれている。箸でひと口ずつ身をほぐし、ひっくり返さずに先に尾の方まで食べるように。上の身を食べ終えたら骨を頭ごと外して身の向こう側へ置き、下の身はひっくり返さずにそのままいただくととってもスマート。
ひっくり返してはならないというルールはないけれど。

刺身の正しい食べ方
和食2
料理は淡い味から濃い味へと食べ進めていくのが基本。刺身も同様、鯛やイカなどの脂身の少ない淡白なものから手をつけて、貝や海老、そしてマグロなどの濃厚なものへと食べ進めていきます。わさびは醤油にとかさずに刺身に直接載せて食べるのがマナー。醤油が垂れないように小皿を持っていただくというのがマナーだけど、これも最近そこまで徹底してマナーを守っている人をみるシチュエーションが減りました。
まあ、知識だけでも覚えておき、必要なシチュエーションが現れた際に実力を発揮できるぐらいにはしておいて間違いはないでしょうね。

汁ものを食べる際のマナー

汁ものはおわんを両手で持ち、いただくまえに香りを楽しみましょう。最初に汁をひと口のみ、具と汁を交互に食べるように。
汁をすするときは箸をおわんの向こう側に一文字に揃えて持つと美しく見える。箸先を人に向けるのはNGなのでやめておくべし!

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