トマトが大嫌い! という人にとっては聞くに堪えない話かもしれないが、一方、トマトが大好き! っていう人にとってはとっても重要なお話なのでぜひ読んでみてほしい。

トマトはピーマンやゴーヤみたいに、好き嫌いがそれほどはっきりしているわけではないが、トマトが嫌いという人の大半はこのどろっとした部分のことを嫌う傾向にあるようですが、トマトのどろっとした部分には実は思いもよらない大切な役割があったというのです。

ピザソースであったり、ミートスパゲティ、ナポリタンのように、同じくトマトが使用されていても生のトマトが食べられない。トマト好きにとっては大変信じられないことなのですが、それはさておき。トマトを斬ったときに出てくる例のどろっとした部分というのは、確かに調理をするわれわれ居酒屋スタッフのような存在にとっても時としてやっかいな相手となることは確かなのではござるのです。サンドイッチにトマトを挟むときは、この水分をたっぷりと含んだどろどろ部分は必ず除去しておかねば後に大変なことになってしまいます。しかし、このゼリー状の部分というのは、当のトマトにとっては大変重要な役割を果たす部分なのである。なにせここが養分の通り道になっているうえ、種を守るクッションの役割を果てしてくれてもいる。

たとえばトマトの種をまくとき、ゼリーを洗い流して種だけを取り出して土に撒くとトマトの種はすぐに発芽してしまう。一方、ゼリーに包んだままであればなかなか発芽しないのである。これっていうのは、トマトのゼリーいは発芽抑制成分が含まれているからなのだそうだが、実ったトマトが地上におちても、このゼリー状の部分にふくまれた件の効果によって、冬の間は守られて、時期を間違え芽が外ににょきにょきするという事態を未然に免れているというのだ。

この知識は世に理由のない物事など一つもないということをまた教えてくれるきっかけになるのではないでしょうか。


トマト

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